被相続人の財産とはなんでしょうか

相続は、死亡のときから開始します。では、相続の対象となる財産とは何でしょうか。
相続の対象となる財産を相続財産とよびますが、これには、金銭、預貯金、不動産、

有価証券などの資産である、プラスの財産だけでなく、借金や保証債務などの負債である
マイナス財産も含まれます。

民法では、相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を
承継すると定めれれています。

つまり、一切の権利と義務を承継することになりますので、お金を返す義務や保証人と
しての義務も相続することになります。

では、相続の対象とならないものは何でしょうか。

まず、相続するものは財産に限られますので、戦前の戸主のような身分は対象になりません。
また、民法では被相続人の一身に専属した権利は相続の対象にならないとしています。

一身に専属した権利とは、その権利がその人だけに帰属して相続人にその権利を帰属させる
ことができないものです。たとえば、生活保護を受ける権利などが挙げられます。

生活保護は、生活に困窮している人に健康で文化的な最低限度の生活を保障するもの
ですから、その権利を相続人が引き継ぐことはできません。

他にも、一身に専属する権利には、扶養請求権や年金請求権などがあり、ほとんどが
身分上の関係から生じる権利です。

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